胸郭出口症候群

胸郭は、

胸骨・肋骨・胸椎で作られる

カゴ状の骨格です。

その胸郭上方の開口部を

胸郭出口と言います。

 

この胸郭出口付近は、

筋肉の間、骨の近くを神経・動脈・静脈がまるで高速道路のジャンクションのように入り組んで通っています。
 

筋肉のコンディション不良や骨格(鎖骨・肋骨）の位置が変わることで首・肩・胸を通る神経・動脈・静脈が圧迫され、肩・腕・手のしびれや痛み、震えや動かしにくさを感じる症状が起こります。

 

それが胸郭出口症候群です。
 

簡単に言うと、

首・胸・背中の使い方で筋肉が硬くなることが一番の原因です。

よくあるのが、

頭を前に倒した状態でPCやスマホを使う。

キーボードを打つ時に

腕を伸ばしてキーを打つ。

それによって首・肩の筋肉が硬くなる。

 

なで肩の人は鎖骨が下がり気味なので圧迫症状が出やすい。
 

・ボディビルダーのように筋トレのし過ぎ

・野球のピッチャーの投げ込み

・バレーボールのアタックの連続など
　激しい上肢のトレーニング

 

体を鍛え上げていても、筋肉に柔軟性がなければ自分の筋肉が神経・血管圧迫の原因になります。

 

引っ越し業者のように仕事で重い物を持ち続ける。

それらの動きの連続で筋肉が硬くなる。

 

筋肉が硬くなることで、神経・血管が圧迫され色々な症状でてきます。

　

構造上の問題としては、頚肋があります。

頚肋は下部頚椎から出る肋骨で

大きさは様々。

場合によっては手術が必要です。

・前斜角筋と中斜角筋の間
　(斜角筋症候群）

・鎖骨と第一肋骨の間（肋鎖間隙）
　（肋鎖症候群）

・小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方
　(小胸筋症候群）

頭が前に突っ込んで肩が前に巻く・肩が上がる状態が神経・血管の圧迫を招きます。

• 手指・腕のしびれ。指先がしびれて上手く動かせない。とくに小指側。冷えが強いこともある。
   
• 腕を上げ続けているとしびれるように痛む。首や肩の痛みを伴うことが多い。
   
• 握力低下・細かい動作がしにくい
   
• 鎖骨下動脈がどこかで圧迫されると、上肢に血が行き渡らなくなり腕が白く変色。
   
• 鎖骨下静脈がどこかで圧迫されると、静脈血の心臓に戻ろうとする流れが悪くなり、腕がチアノーゼ様（青紫色）になる。

もともと胸郭出口が狭い人は、仕事で腕を上げる時間が長かったり、重い荷物を抱える機会が多かったりすると圧迫症状が出やすい。

症状を悪化させる姿勢・動作はできるだけ控える。

カイロプラクティック調整

首・背中を触診して動きの悪い　首・背中のアジャストメント。背骨のバランスが整うことで筋肉の緊張が減少する。

首・肩・胸・背中の硬い筋肉・筋膜を緩める操作をする。

 

胸郭出口症候群を軽減する姿勢・体の使い方の改善

首・背中に負担をかけない姿勢を考える。

頭を立てる意識、肩・背中をリラックスしてPCを使う。

座り方、PC・スマホの使い方が、

首・肩・胸・背中のコンディションに大きく影響します。

姿勢・体の使い方について細かく指導します。

 

胸郭出口症候群を改善する体操・トレーニング

首・肩・胸・背中の柔軟性をつける。

仕事・家事・トレーニングの後にはストレッチをして筋肉が硬くならないよに心がける。

正しい姿勢をとるための体幹トレーング（必要に応じて）

 

入浴

温まるのは筋肉をリラックスさせるのに有効です。

古来、日本では入浴するのが一般的であったかと思いますが、生活習慣の欧米化によって1年中シャワーを浴びるだけで過ごされる方が意外といます。

夏でも冬でもしっかりと体を温め、入浴後、首・肩・胸・背中のストレッチをしましょう。

 

胸郭出口症候群でお悩みなら、目白ファミリーカイロプラクティックにご相談下さい。

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